アドリーナは海の底で。

なんでもあり と なんにもいらない は よく似てる

 もしも「カレー無料法」ができたら - モジログ

「カレー無料法」は、「お金のない人にも、せめてカレーくらい食べさせてあげよう」という趣旨の法律。メニューにカレーのある飲食店は、カレーだけは無料にしなければいけない、というもの。


(中略)


以上、「カレー無料法」から始めて、いくらか思考実験してみた。この話の要点は、


1)政府がカレーを規制すれば、カレーの供給が減る
2)政府がカレーに補助金を出せば、カレーの供給は増えるが、本来のコスト以上に税金が使われる


という2点だ。どちらにしても、政府が市場に介入することになるので、市場はねじ曲げられ、市場参加者のインセンティブもゆがんでしまう。そして、


3)いったん法規制ができると、それは既得権益になり、それを崩すのは容易でない


というのが、この話の核心である。特に、<国のカレー政策を批判する場合は、会社に不利益を与える可能性があるので、クビを覚悟しなければならなかった>という部分に注目してほしい。雇用の流動性がない場合、このように「クビがかかってしまう」ので、国の政策を批判することが「タブー」になりやすい。


ここでの「カレー」にあたるものは、別になんでもいい。法規制の背後に、このような「構造」や「力学」があるという例は、少なくないだろう。今回のカレー話はフィクションだが、いま実際にある法規制は、まさに現実である。

中略部分の思考実験が、ものすごく面白いw
なんという「風と桶屋」w


しかもカレーというところが良い。
確かにカレーは美味いが、年に数回思い出したように食べる程度で十分だ。
カレーが毎日無料になったところであんまりうれしくない。
しかしこれが「牛丼無料法」だったら、人々は矛盾を感じられなかっただろう!w