アドリーナは海の底で。

なんでもあり と なんにもいらない は よく似てる

 登会長と税関で面白い体験をした。 - 実際、最後は精神論ですよ。

これは俗に言う、『Good Cop / Bad Cop』という手法である。


良い警官・悪い警官は、明確に相反するやり方で対象者へのアプローチを行う二人の質問者のチームから構成される。二人の質問者が対象者に対し交互に質問を行う場合と、同時に対面する場合がある。
「悪い警官」は対象者に対し、粗暴な非難や侮辱的な意見、脅迫などの、攻撃的かつ否定的な態度を取り、基本として対象者との間に反感を作り上げる。これにより、対象者に同情的な役割を演じる「良い警官」の活躍の場が整えられる。「良い警官」は対象者に対し支援や理解を示すように見せかけることで、基本として対象者への共感を演出する。また、「良い警官」は対象者を「悪い警官」の締め上げから庇護する。
対象者は「良い警官」への信頼感や「悪い警官」への恐怖から、「良い警官」と協力関係が結べるのではないかと感じ取り、結果として「良い警官」へ協力するために、色々な情報を話してしまう。

そう。
つまり、良い警官と悪い警官はグル。
そのタイミングでくる良い警官の甘言こそが相手方の狙いなわけ。
狙いがわかればカードは切りやすくなる。
選ぶのはそこからだ。絶対に先に喋ってはいけない。