アドリーナは海の底で。

なんでもあり と なんにもいらない は よく似てる

 化物語

てっきりこう来ると思った。

「この子をうちに送り届けないと」
「はちくじ、まよいちゃん、だっけ?
 そんな子はどこにもいないのよ」
「え?」
アララギ君。貴方はうちに帰りたくないのでしょう?
 貴方はその子を助けてあげたいと言いながら、その子を助けてあげている間は家に帰らずにすむの。
 はちくじ、まよいちゃん、だっけ?
 その子は貴方の言い訳なの。
 家に帰りたくない貴方の言い訳そのものなのよ」
「そんな・・・!ここにいるじゃないか!
 ここに・・・こうして・・・(うんたらすんたら)」
「その子は貴方の願望が見せる幻。
 はちくじ、まよいちゃん、だっけ?
 そんな子は存在しないの。


 わかった?
 見ず知らずの小学生が困っているのを助けずにはいられない良い人のアララギ君」
「!」
(殴りかかるアララギとかわす戦場ヶ原。スローモーション)
「・・・そう思われたかったんじゃないの?」


(膝に手をやり荒く息をつくアララギ。見下す戦場ヶ原)
「”けして家に帰りたくなかったわけじゃない。
 困った人を助けていただけなんだ”
 そう、自分に言い聞かせているのでしょう?」
(ゼーハーと荒い息のアララギ
「だからその子はいつまでたっても家にたどり着けないの。
 だってその子が家にたどり着けば、アララギ君、貴方も帰らなければいけないから」
(ごく。はーはー)
「蝸牛の呪縛から離れるのはとても簡単なの。
 貴方が帰りたいと思えばいいのよ。アララギ君」

こんな感じでどう?べたすぐるかしら。


ところで、自縛霊と浮遊霊の間の階級って何なのかすぃら?