アドリーナは海の底で。

なんでもあり と なんにもいらない は よく似てる

 陰陽師 3巻 「黒 川主」

思うに。


以下ネタバレ。ドラッグplz。


・・・たぶん、獺(動 物)である黒 川主は人 間の真似をしてるだけなんだと思うんだよ。
それで人になったつもりなんだな。
「おれは人よ」
確かに畜 生にしてはよくやってる。しかし、動 物は動 物。
黒 川 主が、綾 子に魚を「食え」と言っていたのは、あれはどう見ても「鵜 飼い」だ。
でもさ、鵜 飼 いの真似事を人 間にやらせてどうするよ? だろ?
とにかく・・・ 主は人 間の行動を真似してるだけでその意 味まではわかってないんだよ。



じゃあ、あの睦み合う行為も人 間の真似事だとしたら?
もちろんここで言う「人 間」とは綾子の祖父であるあの鵜 匠だな。
鵜 匠がやってることを真似してるんだ、黒 川主は。
もし、そうだとしたら
あの鵜 匠が孫娘の綾 子を抱いていた、と考えるのは難しくない。


綾 子の父母はとうの昔に死に、年老いた鵜 匠と年頃の孫娘が二人きり…
・・・なんと気持ち悪い想 像だ。


おそらく、鵜 匠は綾子を抱きながら「愛している」と言い続けていたのだろうが、その行為は愛ではない。
ただの人 間のどす黒さだ。
畜 生である獺にはその違いなど分からなかったに違いない。




綾子から黒 川主を追い払ったとて、今度は鵜 匠に取り付かれるだけ。
相手が代わるだけで綾子にとっては状況は変わらない。
黒 川主の術で、綾子が幸 せに惑わされたまま鵜 匠から逃れられるなら、それはそれで幸 せだったかもしれない。
それをわざわざ止めに行くとなると・・・
なるほど、確かに野暮ではあるな。 などと、思いをはせてみた。


清 明がそれでも動いたのは、ほかでもない博雅が年老いた鵜 匠を信じ「助けてやってほしい」と願ったからか。





綾子が淫 乱だった可能性も否定できんしなあ・・・(´-`)


ふー・・・
こういう想像ばかりしてると、世の中がゆがんで見えてくるんだよなあ。