アドリーナは海の底で。

なんでもあり と なんにもいらない は よく似てる

 氷菓  愚者のエンドロール

あれ? 前に思いつくままに書いたやつ、結構良い線行ってるじゃん。
ただ、脚本がもう使えないって時点で、元の筋書きを発掘するのは無意味だと思ったけどな〜


奉太郎はわかってて引き受けたんだと思ってたよ。
第一、叙述トリックを本格推理というにはちょっと抵抗があるし、それを使うなら、氷菓仮面でも氷菓サスペンス劇場でも同じだと思ったしね。


実際の流れを邪推すると…(邪推な)

ノリでミステリ映画を撮ることに決まったけど、面倒で知識のいる脚本家なんか誰もやりたがらない。で、気の弱い(名前忘却)子に押し付けた。でも出来上がった脚本はミステリなのに誰も死なない、盛り上がりに欠ける本だった。不満を持ったメンバーは、撮影に脚本家が参加しないことを良い事にノリで筋書きを変えてしまった。…しかし変えたは良いが、良いオチが思いつかない。このままではオチのない映画になってしまってビミョーな思い出だけが残ってしまう… そこで適任を探したところ奉太郎がみつかった。

多分脚本家は「厄介ごとを押し付けられた挙句、無茶苦茶な事をする連中に嫌気がさして脚本修正を拒否した」もしくは「今更修正は難しく、収集がつかなくなった」そう思ったんだよ。


…ただ、どうも、ストーリーが「誰も悪者にしたくない」って感じが見える気がする。
大筋はこれで良いんだけど、誰も悪意はなかったように取れる伏線が入っている? 欺瞞くせーなー
ちょっと良い風に推測してみると。

まず、脚本の結末は本当に誰も知らなかった。(脚本家と女帝以外)
撮影時、脚本は本当に前半部分しか本になっていなかった。
脚本には、被害者の腕に傷がつくと書いてあったが生きているらしい描写もなかったため、みんなは被害者は死ぬと思い込んでいた。
何故ならそれは脚本が完成していなかったことに加え、事前に「死者が出ることは当然」と思われるアンケートがあり、脚本家がこれを完全に無視しているとは誰も思わなかった為。

そういう事なのかなこれ?
このフォローが入ってるのはどういうわけだ?って思っちゃうのよw 言い訳くせえんだもんw
脚本家の方もチャットで、「みんなで「やった!」と言って終わるのが良いラスト」的な事を言ってたが、それなら最初から我を通さずにアンケート通りに人が死ぬ話を書けばよかった。しなかったんだろ? このアンケートも後付け的なにおいがするんだよ。(後悔してるってことか?)
女帝にしたって、脚本家の立場に立つなら、ロケ地に行って脚本通りに撮り直せば済む話だろ? ロケ地にはまたいけるわけだしさ。確かにみんなは被害者は死ぬと思い込んでいたし、気が小さいらしい脚本家は真実を言い出しにくい雰囲気だったかもしれないが、女帝はあの性格だ。そんなもんお構いなしに仕切れるだろ?
結局彼女の脚本をつまらないと思ってたのはあると思うよ。(両方の気持ちを立てた結果って事か?)
ねーちゃんのツッコミに過剰反応してたが、あれはもうYESと言ったようなもんだと思うよ。私は。
言い訳になってねーじゃん。
奉太郎にしたって、なんであんなに怒る必要があったんだよ。知らなかった? そういいたいわけかい?
タロットカードもとってつけたみたいに出てくるし…
後からこういう理由がわんさか出てくると言い訳くさく聞こえない?
「別にわざと脚本家をハブったわけじゃない」って。
変にリアルなんだよなーこの辺のいいわけがさ。



だから、原作者は過去に同じような経験があるのかと邪推しちゃったw*1




てゆうか、あの噛ませ犬の小道具係、元脚本を読み解くって意味では、良い線行ってたんじゃんw ね?w


つか、氷菓、続くんだねー

*1:もしかすると加害者の方でw