アドリーナは海の底で。

なんでもあり と なんにもいらない は よく似てる

 多国籍企業「日本人学生は要らない。インド、中国から雇う」の真実: やまもといちろうBLOG(ブログ)

日本国内で聴く話と現実の様相が全然違う部分があって、一応指摘しておこうと思った。


● もともと多国籍企業では学卒をいきなりリクルーティングするという行動原理があんまない
 日本人学生が駄目ってんじゃなくて、そもそもあんまり学生をいきなり採らない。「日本人学生を採用しないの?」と聴くと、たいてい「人材会社から経験のある日本人がいっぱい紹介されるのに、なんで経験のない、これから教育コストをかけなきゃいけない学生を採用するの? 不合理じゃね?」みたいな回答を良くされる。


● 何で中国人やインド人を採るの? 理由その1は現地採用


● 何で中国人やインド人を採るの? 理由その2は離職率の高さ
 とにかく連中は何かあるとすぐ辞めてしまうらしい。辞めてほしくない人には昇進や起業としての教育を施して幹部教育を進めることが多いそうだが、それでも他からヘッドハントがあるとすぐに転職してしまう。
辞められる前に補充しなければならないし、日本以上にシステム化、マニュアル化を進めないと売上が急落したり、部門やチームごと引き抜かれてしまうので選抜を早めに行っているとのこと。


● 何で中国人やインド人を採るの? 理由その3は縁故採用

 グループ全体で中国やインドの売上が占める割合が大きくなると、当然その地域のビジネスをマネージメントするのに中国人やインド人の幹部が増えるのだが、彼らは基本的に身内を雇いたがる。中国人なら同じ出身地の中国人、インド人も同様。一番身内びいきが強いのは韓国人マネージャーであるらしい。

 また、それ以上に、ひとつのブランチの中の中国人率などが上がってしまうと、それ以外から来ているフィリピン人やインドネシア人などを追い出そうとしたり、仕事から外そうとするので、会社の中で規定を設けて人種や出身地域が偏らないような工夫をしているそうなのだが、縛りが強いとこれまたチームごとごっそり辞めてしまうなどの弊害もまた多いとのこと。

うわぁ〜呼び水になっちゃうのな。
だからヤなんだよ。ちょっとくらいいいでしょうは絶対にダメ。ちょっとじゃ済まないから。