アドリーナは海の底で。

なんでもあり と なんにもいらない は よく似てる

 シュタインズゲート  例えば。

タイムリープをした時点で、岡部は記憶を過去に送ることができるわけだが、
その後の岡部本体の記憶はどうなるのだろうか?って話。
平たく言うと、送られた記憶はコピペなの?切り取りなの?って話w*1


過去に送ったのが「記憶のコピー」なら、コピー元の本体はその世界線上で何も解決してない未来を生きなければならない。だったら、本体にとっては過去を変えた意味がない。過去を変える動機は自分の未来を変えたいからであって、並行世界上の他の誰かを助けたいからではない。
(まあ、美談にするならば、例えば岡部がこう言うとする。「たとえ次元宇宙の遥か彼方ででもまゆりが生きている世界線を生み出せるのならば、俺は実現してみせる。たとえこの俺自身が二度とまゆりの笑顔を見ることはないとしても、だ」とか言ったらそれはそれでドラマチックではある)


逆に過去に送ったものが記憶、意識、もしくは自我そのもの(切り取り)だったら、切り取られた後の岡部はその時点で死ぬか、白痴になるだけ。
まゆりが死んで岡部が再起不能になる悲惨な未来(世界線)が残る。*2
牧瀬クリスが自責の念に駆られながら岡部の介護してたりするわけかな。
「私があんなものをつくらなければー…」ってさ。


まあコピーだろうなあ。普通に考えて。
未来の岡部倫太郎が存在することはもうわかってるわけだし。それは過去に行かなかった数多の岡部倫太郎ってことだろ?
(そんで「なぜ飛べない!なぜ過去へ行けないんだ!」とかいって泣き暮れるそんな世界線)*3
そんで、バイト戦士がこの世界線に現れたことを考えると、未来の岡部もやっぱりまゆしーを助けることはできてないんだな。つまり、世界線を1以上越えられてない?
うーん、ドラえもんの最終回みたいな話になってきたな。





…考えてみれば、コピー論はかなり面倒なことになる。
例えば数多ある未来の岡部がDメールを使って一斉に、今の過去現在に干渉してくるとすれば、その先を読んで過去現在に仕掛けを施すコピー岡部はまこと面倒なことであろうよ。


岡部…がんばれ。まゆしーのために…(-人-)
それがお前の守りたい唯一の何かだろ?

*1:からくりサーカスとか6デイズ的な何か?っていう。

*2:ま、それはそれでドラマチッ(ry

*3:だからこそ、幸せってのは数多の可能性の内にまぎれた、ほんの一握りのダイアモンドってことなんだろう。岡部をそれを追いかけてるんだなあ。