アドリーナは海の底で。

なんでもあり と なんにもいらない は よく似てる

 先週の委員会

代替エネルギーの専門家が勢ぞろい! コレは面白い!(゚∀゚)


メモメモ

風力・太陽光・地熱。皆さんご存知の通り。世界で急成長している。
が、課題も多い。

メタンガス(天然ガス)が低温高圧で水と結合して氷になってるもの。海底のプレートが沈みこむ所にある。つまり日本周辺には大量にある可能性が高い。補助金少ないのでまだ調べられてない。採掘方法も研究中。でも取れたら100年分のエネルギーがまかなえるのでは!?と期待されている。
研究者はバラエティ番組でおなじみ青山さんの奥さん。

原発原発だけどすごく安全。
燃料のトリウムはそもそも液体。燃料が解け落ちるという意味のメルトダウンは起きない。燃料棒がないので、燃料棒の表面を覆う物質が高温で酸化して水素が発生することも無いので水素爆発は起きない。万が一トリウムが漏れても450℃以下ですぐ固まって拡散しない上に、固まってるから放射能を放出しにくい。
しかも、トリウムはそもそも核のゴミ。ゴミの再利用である上に、燃料の交換も必要なく、その際に出てくる核廃棄物も格段に少ない。
研究者曰く、大規模な原発ではなく小規模な自家発電的なものが望ましいと考えているようだ。*1 しかしメンテナンスの問題など課題は多い。
インドや中国が研究熱心。

  • いも

バイオエタノールアメリカが進めてるサトウキビやトウモロコシ油もそう。ただ生産コストが意外とかかる(水とか)CO2も意外とでる。食料品の高騰につながる。
美味しくて大きい芋を育てようとすると、たくさんの時間と光や人件費が必要だが、バイオ燃料にする芋に美味しさや大きさは必要ない。量だ。不味くて小さくても良い。大量に作れれば。
実は強すぎる太陽の光は植物にとっても有害である。必要最低限の水と光で短時間で小面積で小さな芋を早く大量に作れるのならば、日本だってバイオ燃料で戦えるのではないか。という話。
まだ具体的な数字がでるほど研究は進んでないらしい。

  • オーランチオキトリウム

ご存知、重油炭化水素)を生み出す藻。餌が有機物なので*2下水や汚水・残飯などを餌にして水を綺麗にしながら油も出来るという夢の再生プラントが出来上がる。ちなみに埼玉県の面積全てを生産プラントにすれば、日本全体の石油石炭の輸入量が全てまかなえる。もちろんついでに汚水も綺麗になる。…でも餌が足りなさそうって話。

全部面白いぞ!
今回面白い!
東北なんか、津波にさらわれ塩害で米が作れなくなって大打撃を受けた田んぼがオーランチキチキ培養プラントになれば、東北が産油地域になるという逆転ホームランじゃないか? これぞピンチがチャンス。
ただ、餌が足りるのか?って問題があるらしい。日本中の汚水下水食べ残しを餌にすれば良い線いくみたいだけど、それだと運搬コストとか考えると見合わない。なので、餌になる藻類(ボトリオコッカス)と組み合わせる研究もされている。(ちなみにボトリオコッカスも油を出す藻。光合成して有機物を作る)
恐らく5年で実用化可能らしい。お金があればね。




うはーw夢が広がりんぐ!(゚∀゚)



冒頭で原発利権にはみんな辛酸を舐めさせられた的な話があった気がするようなしないような…

*1:小規模なら空気冷却で十分だが、大規模だと水での冷却が必要になる。となると、トリウムが漏れたときに冷却水に触れるので、大量の汚染水が出る。拡散の危険度が上がるためだと私が勝手に予想w

*2:光合成しない