サウジアラビア終了と世界的経済危機のお知らせ。原油生産量限界近し。 - 政経ch
日量130万バレルの生産量を誇るリビアでは、カダフィ政権打倒の機運が高まり、原油の供給はストップ状態。ロイター通信によれば、その不足を補うために、サウジアラビアはすでに原油生産量を一日当たり70万バレル増の900万バレル超に引き上げているが、当局はさらに1200万バレルまで増産できると主張している。
これに対して、「1200万バレルの生産能力はないと思う」と、ピケンズは語る。「1000万バレルでも驚きだ」
■油田の老朽化で増産に対応できず
ピケンズの指摘が正しければ、サウジアラビアの生産量はすでに限界に近いレベルまで達していることになる。「リビアの減産を補えるのはサウジアラビアだけだ。サウジアラビアにすべての命運を託している事態は異常だ」
「仮にアルジェリアやバーレーン(の政情不安)によって生産量が200万バレルほど減ったら、原油価格は1バレル当たり150ドルに高騰することもあり得る。1バレル当たり130ドルでアメリカのGNP(国民総生産)のうち経済危機以降に増加した分は吹き飛び、180ドルになれば経済危機に逆戻りだ」先週には、北海ブレント原油の先物価格が2年半ぶりの高値となる119ドル台を記録した(その後はサウジアラビアの増産発表を受けて、112ドル以下に下がった)。
ほうほう。