アドリーナは海の底で。

なんでもあり と なんにもいらない は よく似てる

 揺らぐキログラムの定義。異なる実験結果を平均すればいい ? | スラド サイエンス

現在 1 キログラムはプラチナとイリジウムから成る国際キログラム原器によって定義されているが、この物体が年々軽くなっているそうだ (本家 /. 記事より) 。

このためプランク定数を用いて 新たに 1 キログラムを定義し直す試みが行われたが、別々に行われた 2 つの実験が異なる結果に終わり、新たな定義は確立されないままとなっている。これに対し「二つの実験結果を足して 2 で割ればいい」と主張する研究者もでてきたそうだ。

平均をとることは「正しい数学」ではあるが「正しい科学」ではないとして異を唱える者も当然いるとのことだが、/.Jer ならどう考える ?

これだと「プランク定数を用いて1kgを定義するための実験」が2つ行われたように見えますが,違うのでは.
kgの新定義として考えられているものは大きく二つの手法があって,片方はプランク定数をきっちり決めることで使える手法,もう一方はアボガドロ数をきっちり決めることで使える手法です.当然この二つの数値には関連がある(何せ1キログラムという同じ物理定数に結びついている)ので,一方の手法で片方の物理定数がきっちり決まれば,もう一方も自動的にきっちり決まります.
ところがこの二つの物理定数をそれぞれ別の実験グループが決定したら微妙な不一致(誤差)があり,その誤差の大きさが現在のキログラム原器の重さの不確かさより十分小さくはならなかったので,まだ駄目だね,と.

ふーん。
1mも基準となる物がどっかにあるらしいね。
気圧とか温度とか地球の遠心力とかで変わっちゃわないよう、厳格に決められてるらしいよ。私の記憶が確かならば、だけど。