黒字=財政好転という物語 - opeblo
「京都府 知事会見 平成19年7月23日」
何年連続黒字だからというのはあまり意味がないということをずっと申し上げております。なぜかと申しますと、地方公共団体の黒字というのは借金をしても黒字になる、基金を取り崩しても黒字になるわけです。
ただ、夕張市のような赤字がなぜ問題かと申しますと、要するにもう金を貸してくれるところがなくなった。こういう時はやはり夕張市のような赤字になるわけです。大阪府が夕張市の様にこれ以上借金ができなくなっていれば問題なのですが、大阪府の実質公債費比率は16.6%で、起債に国の許可が必要となる18%を下回る健全な数値で、実質公債費比率が40%近くの夕張とは全く状況が異なります。
ふーん。。。。
要約すると、
「夕張の一歩手前だった大阪府を黒字化させた」と橋下知事を表現するのは数字のマジックによって作られた、ただの「物語」
単に借金を増やしただけということ。
現在府債の総額が5兆2500億円に増えていることが、ある程度は問題視されているはずですから。