ベトナム株式市場は炭鉱のカナリヤ インフレに苦しむ新興国 - Market Hack
世界の新興国市場の好調を横目にベトナム市場のパフォーマンスが冴えません。
下はベトナムのETF、マーケット・ベクターズ・ベトナムETF(ティッカー:VNM)です。
ベトナムが冴えない理由は政府がインフレを抑え込むのに苦労しているからです。10月の消費者物価指数は9.7%と9月の8.9%より一段と悪化しました。
え?そういう考え方になんの?へぇぇ〜
いまいちピンと来ませんが……
ああ、そうか。そうだな、なるほど…
消費者物価指数ってどうやって計算すんだろ?
ベトナムのインフレ圧力の一因はコーヒー豆の価格が高いことにあります。(ベトナムはコーヒー豆の産地です。)加えてベトナム・ドンが弱いため自国通貨安から輸入品価格の上昇がインフレを誘発している面もあります。
ベトナムは銀行システムの底が浅いため、インフレ・プレッシャーや対外収支面でのプレッシャーはすぐにマーケットに反映されます。また他のアジア地域の農産物価格やインフレの動向に先行する傾向があるので先行指標として便利です。言わば「炭鉱のカナリヤ」みたいな存在なのです。
炭鉱のカナリヤw
すごいなあ。