アドリーナは海の底で。

なんでもあり と なんにもいらない は よく似てる

 不幸が溢れ出ています 結婚式はどんな映画よりも面白いです

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新郎がバックレた時の話。
一番大きな会場を5時間貸しきっての大披露宴。新郎は公務員。新婦の父親はゼネコンの役員。
新婦側からのお見合いを断れず、入籍したらしい。
披露宴開始前、準備でバタバタしてる最中、俺はサボって新郎控え室の隣でタバコすってた。
とその時、新郎が俺に話しかけてきた。その内容がかなり際どいものだった。
「僕がいなくなったら披露宴は中止になるのかな?」
「中止になったらホテルの従業員さんにはどれくらいの迷惑が掛かるのかな?」
ちょっと面白うそうなので、バックレる人も多いし、従業員は慣れてますよ。と言ってやった。
新婦側の準備が整って、新郎を呼びに言ったららしいが、案の定バックレ。
その事実を知ったホテルと新郎側は大慌て。バイトの俺まで街中に探しに行かされた。
結局、「やんごとなき事情により、新郎が遅れております」とだけアナウンスして新婦のみ入場。
その時、新郎側の招待客の女性がにわかに騒ぎ出す。「A子ちゃんがいない!」
A子と新郎は大学時代に知り合って将来を誓い合った。しかし、親同士によって新郎は納得できない結婚させらる。
ならば新郎とA子は二人そろって会場から脱走。絵に描いたような駆け落ち。
新郎側の親族、A子の友達、スタッフが駆けずり回る。
1時間くらいして紋付の袴を来た男性がいるという情報を元に捜索した結果、新郎を発見。
しかし、披露宴に戻ることを頑なに拒否。親族の説得も効果なし。
新婦側には秘密にしていたが、とうにバレていて新婦側の親戚一同が説得。
結局、A子が泣き崩れながら「迷惑を掛けるわけにはいかないから、会場に戻って」と新郎を説得。
3時間遅れで新郎入場。それまでは親族が説得に回っていたため会場は新郎新婦の友達だけ。
しかも、会場全員が新郎のバックレを察知し胃が焼けるような状況だったとか。
5回のお色直しも2回のみ。最高級のコース料理も3分の1しか出していない。
新婦は鬼のような形相で高砂に佇んでいたそうです。

こ、これはっwwwww