アドリーナは海の底で。

なんでもあり と なんにもいらない は よく似てる

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 実際には、普天間問題は自民党政権の「正の遺産」であった。昨年12月の時点で読売新聞の「検証普天間」が言及していたように、この10年間、日米同盟にとって最大の懸案事項だった普天間問題は、自民党政権が既に解決していたのである。


「外務省幹部は『外交関係でこれほど恵まれたスタートを切ることができた政権は過去になかった』と断言する。陰りが見えるとはいえ、米国は依然、軍事力、経済力ともに世界一だ。中国やインドの台頭は著しいが、日米欧が組めばなお強力で、その関係も悪くない。そして、橋本政権から麻生政権までの自民党政権のくびきだった普天間問題は、米政府、日本政府、沖縄県の考え方が初めて一定幅に収まった状態で、『後は淡々と進めるだけだった』(同幹部)からだ。


 政権交代前まで、外交では特に大きな問題はなく、内政でも長期の経済政策は小泉・安倍がレールを敷き、短期の金融危機対策は麻生がほぼすべてやってくれた。経験の浅い政権政党でも、何の苦労もなく政権運営ができるだけの条件が整っていた。


 民主党政権は、自民党の「正の遺産」を一瞬で食いつぶし、小泉・安倍改革で「膿」を出してきれいになった政治を一瞬で腐らせて、新たな「負の膿」を大量に発生させているだけだ。ここまでお膳立てができているのに何もできないどころか、余計なことばかりして問題を悪化させてしまうのは、ある意味、ものすごい能力としか言いようがない。