アドリーナは海の底で。

なんでもあり と なんにもいらない は よく似てる

 【意思決定】「まさか!?―自信がある人ほど陥る意思決定8つの罠」マイケル・J・モーブッサン:マインドマップ的読書感想文

面白い(途中端折ってます)

■ストレスによって人間は長期で考えることができなくなる
もし自分がライオンに食べられる寸前であれば、消化機能をよくすることや、体を成長させること、そのために病気を予防することや、子孫を残すことなどの問題について考える必要はないのだ。
とすると、ストレスを抱える人問は、長期的な計画を立てられないということがわかる。明日、仕事を失うかもしれないマネジャーは、3年後をよくするための意思決定になど興味はないのだ。


■規定値(デフォルト)の誤り
隣国同士であるドイツとオーストリアを見てみよう。ドイツ人のわずか12パーセントしか臓器提供者になることに同意をしていないのに対してオーストリア人のほぼ100パーセントが同意している。違いは、何か。ドイツでは、ドナーになるには自ら申し出なければならない。オーストリアでは、ドナーにならないために自ら申し出なければならない。この違いは、ドイツとオーストリアでは臓器提供に対する姿勢が違うのではくて、デフォルトの設定が違うことによる。


■惰性がもたらす影響力
 「どうして、私たちはこのやり方をしているのだろう」という疑問に対するよくある答えは「これまでずっと、このやり方でやってきたから」というものだ。習慣のもともとの目的が消えてしまったり、よりよい手段が出てきたりしても、人はもともとの、すでに不便になってしまった習慣を続けてしまうものである。


■企業は「スター」の周りで彼らをサポートしたチームや上司・部下等の仕組みをを過小評価している
ハーバード・ビジネススクールの教授が10年の間、1000人以上の株式アナリストに関して、彼らが転職に際に、彼らのパフォーマンスがどのように変化したかを追跡調査した研究がある。そこで得られた結果は、いささか厳しいものであった。「企業がスターを雇った場合に、転職したスターのパフォーマンスは激しく下落する。仕事のグループ、あるいはチームの機能も大幅に下がり、企業の市場価値は低下する」。スターの評価はもともとの組織のシステムに合致した結果であるということを考慮せずに雇用した結果が、これである。

などなど。