アドリーナは海の底で。

なんでもあり と なんにもいらない は よく似てる

 サラリーマン・ファンドマネージャーが日本国債の暴落をもたらす - Market Hack

僕:「つまり日本のファンドマネージャーは、良いパフォーマンスを出したところで、それが自分の給料に跳ね返って来る割合は凄く低いのさ。」


僕:「仕事をしていても、していなくても、兎に角、目立たず、無難にこなしていればそれで首になることはない。」


ジョン:「信じられない!」

変だよねえ。。。。。。コレでなんで世界第2位なんだろうね。

僕:「コンサルは上っ面の評価基準でだけしか運用主体の評価を出せていないんだ。」


僕:「例えば、こういう事があった。1990年代の半ばに、僕はシリコンバレーのブティック証券に移籍したんだ。その証券会社は日本の年金を運用している金融機関のブローカー・リストの番外に漏れていたんだ。そこで一案を計じて年金コンサルタントに入れ知恵をしたのさ。アクティブ運用を標榜している運用体が実際に会社訪問などの企業調査をせず、アクティブ運用だと名乗っているのは、おかしいとね。年金コンサルタントはすぐにその評価基準を採用して、一年に何社会社訪問したかを評価の基準に採用した。その後の数年、僕は少なくとも日本の生命保険会社のアメリカの会社訪問の50%を斡旋したと思う。」


ジョン:「つまり評価基準に対して上手く立ちまわる(gaming the system)ことが、高い評価につながるということだね。」


僕:「そうなんだ。その証拠にアメリカでは90年代の終わりにReg.FD(=公正なディスクロージャーを期すために、個別企業訪問などで新しい経営情報を投資家に出してはいけない法律)が定められて、会社訪問の意義が完全に失われたことは、みんなも知っているよね? でも日本の運用主体は新しい発見が無いことを知りながら、無駄な出張費を遣って海外企業の訪問を続けているのさ。なぜなら、それがコンサルの評価シートの項目に未だのこっているからだ。」


ジョン:「無意味だ、そんな事!」


マーク:「いやあ、今日はどんなに深く日本の運用業界が病んでいるか、よくわかったよ。」

病んでるよねえ。。。。