アドリーナは海の底で。

なんでもあり と なんにもいらない は よく似てる

 ときどき思うんだ。、

家があって、毎日食事ができて、寝るための布団と凍えないための空調があってー…っていうと、
それは最低ラインで、ライフラインが保障されている事は、イコール豊かな生活ってわけじゃないじゃないですか。(最低ラインが守られるべきというのは、確かに重要な問題です)
ただ、人間として、社会人として、豊かな生活を送りたいと思えば他にも色々必要な物ってあるじゃないですか。
例えば、身なりの良いスーツだったり、そこそこ見栄えのいい化粧だったり。
同僚のよりカッコイイ紙質の良い名刺だったり(byアメリカンサイコ)
これはただ生きるだけならさほど重要じゃないけど、社会人としては必要な物でしょう?
でも維持費がかかるんだよね。


これをさ。
「その見栄と虚飾の十二単、本当に必要なものかな?」といった藤原某のように
えらーい誰かが一言辞めようといって、みんなが一斉に止めてしまえば、
結構豊かな生活おくれんじゃない?的な。その無駄を省いて生まれたお金を他の人の為に使えば、世界って結構豊かなはずだよね。
十二単って昔は景気も良かったし流行ってたけど、今はそれほどでもないし…でもこれ着てないとお局に非常識とか言われてウザいんだよね。肩は凝るし、金はかかるし…色合わせの掟とか、めんどくさいっつの」
「名刺の紙質なんざなんでもいいっつーの。こんなことに悩んで時間潰してなんになるっつんだよ。でもテキトーなの選んでみんなの前で笑われて、仕事の相手にされなかったらマズイしそこそこいいの選ばないと…あーめんどくせ」
「なんで化粧品の対面販売員って大抵夜会巻きなの?アタシ不器用なんだよ。腕痛いんだよ」
「この伝票、なんでこんな面倒なモン作成しなきゃ通らないの?いらないだろこれ」
「IT社長といえばフェラーリくらい持ってないと…ってめんどくさいんですけど。どうせ自分では運転しないのに…あ、俺のフェラーリいくらだっけ?」
誰もが言えなかったその一言を…!


クールビズみたいなさ。
「社会人は暑くてもスーツを着る、なんてバカな風習やめて、ジャケット脱いでクーラーの温度上げようぜ?
 夏用のスーツなんて買わない。
 冷え性の女子にも優しい俺ら、カッコイイじゃん?」
ってゆう。


そろそろ脱皮する時期なんだと思うのよね。
その無駄に肥え太って固まっちゃった古い角質を脱ぎ捨てるわけさ。
裳抜けの唐。