アドリーナは海の底で。

なんでもあり と なんにもいらない は よく似てる

 トランプはなぜ選ばれたのか?

メディアの言い訳反省が始まる。


■【ニュース解説】トランプの勝因は「反グローバリズム
◇疲弊したアメリカ国民が喝采、支持

トランプの主張は、ハッキリしている。一言でいえば、「排外主義」だが、それは「反グローバリズム」である。市場に任せれば経済はうまく回るとアメリカが30年間にわたり主導してきた「グローバリズム」と「新自由主義」を、真っ向から否定した。その訴えがアメリカ国民の心をとらえたのは間違いない。

日本国民の心だってそうだよ。ちきしょう。

外務省OBの天木直人氏(元レバノン大使)がこう言う。「もともとグローバリズムは、“勝ち組”の政策です。格差が広がり、希望を持てない人を増やしてしまう。アメリカ国民も疲弊してしまった。一握りの富裕層だけが富み、中産階級が崩壊しつつあります。だから、以前から大衆の不満が充満していた。トランプはその不満を上手にすくい上げた形です。トランプが『中国が雇用を奪っている』『雇用を奪うTPPを止める』と自由貿易を批判すると、聴衆は拍手喝采し、熱狂した。これは“サンダース現象”にも通じる話です。ヒラリーと大統領候補の座を争ったサンダースも、新自由主義を否定し、TPPを『破滅的な協定だ』と批判して支持を集めた。アメリカ大統領選を通じて分かったのは、行き過ぎた新自由主義グローバリズムが限界に達しつつあるということです。今後アメリカは、大きな転換を迫られると思う。熱心なTPP推進派だったヒラリーが、国民の強い反発を目の当たりにして『今も反対、選挙後も反対、大統領になっても反対』とTPP反対に宗旨変えしたことが、この先のアメリカを物語っています」

つか、トランプって普段はまともな口調の人らしいじゃん。
つ〜ことは、あれは選挙用のリップサービスみたいなもんなわけよ。
ということは、「言ってたこととやってることが全然違うじゃん」みたいなことが、政治家として常識はずれのレベルで起こる可能性があると思ってたわけだよ。
その辺どうなんだろう?

このままグローバルな競争に突入しても、過激なコスト競争に巻き込まれ、デフレ不況を悪化させるだけである。アベノミクスが「異次元の金融緩和」を実施し、経済対策に何十兆円もの税金をつぎ込んでも物価が上昇しないのは、過度なグローバル競争によって、国内にデフレ圧力がかかっているからである。そもそも、日本のGDPの6割は個人消費なのだから、一部のグローバル企業を強くし、多少輸出を増やしたところで、景気が良くなるはずがないのだ。

それは同感だわ。
個人消費を刺激する策を打たなきゃ。
今まで税金は「大勢の国民から薄くとるとたくさん取れる」って論法で、
景気は「大企業を優遇すれば全体がよくなる」っておかしいもんな。
大企業が景気を良くすれば大企業が税金を納めるべきだよ。
そうだろ?
そのために補助金やらキックバックやらいっぱいもらってんだからさ。
ただ、この話とTPPがどうかみ合うのかがわからん。
とにかくこの筆者的にはTPP反対ってことらしいよ。
その割にはTPPの中身に触れてないあたり、胡散臭いんだよな。
何事もバランスによるんだからさ。

5 名前:名無しさん@1周年:2016/11/10(木) 19:51:01.27 ID:2EayiFtc0.net
現代にしちゃワリとマトモな分析

なんだよ、ヒュンダイかよw
だからTPP反対なのかw なーるほどw

65 名前:名無しさん@1周年:2016/11/10(木) 20:08:45.25 ID:6jGwTDpE0.net
新自由主義はますます加速するけどな。
法人税所得税、土地取引税、福祉の削減といった
富裕層優遇政策がトランプの政策には目白押し。

そーだろ?
やっぱ本人が富豪なんだから、そうなるよ。
リップサービスの陰でそういう政策挟んでくよ。



日本人が民主党政権に騙されたみたいなことにならないでほしいんよ。


■トランプ支持者の中心は、都市に住まない、白人労働者で学歴はそれほど高くない層
トランプ支持の理由を掴めないメディア

「なぜ、トランプ氏が支持されるのか。メディアがわかっていなかった。それ自体が、アメリカの『分断』です」。東京大学教授で、アメリカ研究を教える矢口祐人さんはこう指摘する。


「トランプ氏が分断を広げたんじゃない。元からあったのに目を向けなかった。メディアはどうせ、こんな人物が大統領になるわけはないと過激な発言をセンセーショナルに取り上げてきたではないですか」


高学歴のインテリと非インテリ、人種、科学と信仰、大金持ちと貧困層、保守とリベラル……。アメリカに分断自体は、ずっとあったと矢口さんは考えている。例えば進化論。


アメリカはノーベル賞級の科学者が大量に生まれる一方で、進化論を否定する人もかなり多くいます。聖書の創造論を科学的に正しいとする、創造科学の信奉者たちですね。政治家にも信奉者がいます」


「トランプ支持者」の視点からみることができなかった


構図はやや極端だが、今回の大統領選と根底では通じている。問題は分断があることではなく、その中で対話が存在しないことにある、と矢口さんはみる。


「トランプ支持者の中心にいるのは、都市に住まない、白人労働者で学歴はそれほど高くない層です。今回、主要メディアの報道をみても、彼らの目から現在のアメリカがどう見えているのか。こうした報道はほとんどなかった」

「つまり、都市に住んでいるインテリは彼らを理解しようとせず、自分たちがトランプを批判すれば、支持は落ちると思っていた。結果が示しているように、実際は違ったわけです」


進化論と創造科学と同じように「なぜそれが間違っているのか?」は、それぞれの立場からみれば自明、しかし相手が何を考えているのかわからない。


メディアはその架け橋になるべきだったのに、インテリ層、都市に住むホワイトカラー層など特定の層にしか響かない言葉で、トランプ氏を批判しただけだったのではないか。

え。進化論を否定するのはさすがに無理(´・ω・`)
でも、アメリカの田舎の方のキリスト教信者には、意外といるんだよな。
進化論を認めないあまりに、子供を学校に通わせず、自分で教育をしている家庭が。それが違法じゃないんだよ……



ただ、立場的に言うと、日本では非正規雇用がこれにあたるんだよな。

彼らのリアリティ「自分たちは虐げられている」


では、トランプ支持者からはどういうアメリカが見えているのか。矢口さんとともに、例えば、こんなストーリーを想像してみる。


白人しかいなかったある地方の街。そこで生まれ育った白人男性は、10年間まじめに働いたのに、一向に給料はあがらないし、周囲も含めて自分たちの生活がよくなったという感覚はないーーもっとも、彼らの収入はけっして低くはないのだが……ーー。それなのに、この間ヒスパニック系などのマイノリティは明らかに増えて、近くにも住むようになった。


都市部は潤っていて国の経済も好調だというのに、自分たちの街の産業は撤退し、恩恵からどこか取り残されている。それなのに、連邦政府はマイノリティのケアばかりを優先しているようにみえる。何かおかしくないか。政府はどうして彼らを優遇するのか……。

金持ち老人のケアに私たち非正規雇用から金を集めるのはどうなんだろう?(´・ω・`)
そういう怒りだ。

そこにトランプ氏の言葉が聞こえてくる。「メキシコからの移民は強姦犯で、アメリカ国民から仕事を奪っている」「アメリカを再び偉大にしよう」


「彼らの根底にあるのは、自分たちの生活を良くしてほしいという当たり前の感情です。自分たちの生活を大事にしている。ある意味では普通の市民だと思います」


「大事なのは、彼らの世界から見ると、移民やマイノリティは優遇されているのに、どこか自分たちは産業がなくなり取り残されている、という理屈が成り立つということです」


「インテリからすれば、 街の人口構成の変化と、産業の衰退は関係ないというでしょう。しかし、彼らは体感的に理解しているため、被害者意識が強くなる」


トランプ氏の移民排斥発言を本当に支持しているのだろうか。矢口さんは、彼らの多くは移民すべてに反対するわけではなく、連邦政府が不法移民に甘過ぎると感じている、と指摘する。


なにより大事なのは彼らの感情は、自分たちの生活向上にあり、自分たちが虐げられている体制を打破してほしいという思いにあるのだ、と。

そう、体感している。
もう口先だけのおためごかしにはごまかされない。


ただ、この怒りが、矛先を変えられて変ないさかいが起こるのは避けなければ。
怒っているのはすでにそんなバカばかりではないんだろうが。


怒りは正しく向けよう。