委員会。
外交スペシャル。
ゲストはケビンメアさん、東郷和彦さん、井上和彦さん。
まずは竹島から。
- 1905/1/28 竹島を正式に日本の領土とすることを閣議決定した
- 韓国は戦後「日本が放棄する地域に竹島を入れるように」と連合国に主張したが、連合国は「竹島はかつて朝鮮の一部として取り扱われたことも、領有権の主張をされたこともない」として拒否。
- 1952年サンフランシスコ講和条約の直前。リショウバンがリショウバンラインを一方的に設定し、竹島を占領。
- 翌年、これを超えた日本漁船が、韓国軍の銃撃で日本漁民が死亡。第一大邦丸事件。
- 以後、韓国の独島義勇守備隊による竹島の実効支配が続いている。
- 1965年の日韓基本条約までに、300隻以上の漁船が拿捕され、4000人近くが抑留された。死傷者多数。
- 日韓基本条約締結の際に、日韓で密約が交わされた…?
- 「密約はあり、しかも文章になっている」(渡辺亮次郎元NHK記者)「当時韓国経済は非常に悪かった。韓国は日本の金に目をつけて密約を交わした。が、経済的に復興した途端に密約を反故にしてしまったようなものだ」
ここまで、VTR
東郷和彦さん
- 密約があると言われている。しかし、探したが裏が取れなかった。文書があるなら外務省のファイルにあるはず。
- 司法裁判所で戦うと日本が勝てる要素は十分ある。しかし、実効支配されていること、韓国は竹島を自国の領土であると広報して国民はそれを信じ込むまでやっていること。これがどちらに転ぶかわからない。日本にはそれが足りない。
勝谷さん
中田さん
東郷和彦さん
- しかし、経済と竹島の問題は切り離すべき。本当の敵は韓国ではなく中国だから。
メアさん
- 中国との問題に関しては、日米だけならず、韓国も役に立ちますよ。
すごい喧々諤々だったw
尖閣問題
- 尖閣諸島は歴史的・国際法的にも日本固有の領土として認められてきた。敗戦後のアメリカの沖縄統治の際も、どの国からもクレームをつけられていない。
- しかし国連によって石油埋蔵の可能性が指摘された途端、台湾や中国が領有権を主張し始めた。
- 日中国交正常化の際に、尖閣諸島の問題は棚上げされた。
- しかしその後、領海侵犯、領土侵犯など行動がエスカレート。
- 南シナ海では中国は、フィリピンベトナム相手に空母を投入した。日本は……?
- (東郷さん)「中国に対し『島には絶対に入るな』と伝えつつ、しかし領土問題はないと頭ごなしに突っぱねずに対話する間口は用意しておくべき」「それと並行させつつ、防衛力を整備し島を守る実力を備える事も大事」
ここまでVTR
東郷さん
- 尖閣は本当に危険。
- 2008年に中国の船が9時間領海に侵入した。中国の外務省が記者会見した。「実効支配の実績を作らなきゃいけない」と言った。これには本当に驚いた。
- 中国と日本が戦争をすると言うことを重く考えてほしい。
- 宮崎さん「尖閣に船溜まりなどの施設を作ったら、武力衝突まで進むと考えているとしか聞こえないが」東郷さん「その通りです。その通り」
メアさん
- 日本の防衛力をあげることは大事。
- 武力衝突になれば、それは日米安保条約の範囲になる。
- ただ安全保障は、アメリカが守ってくれるという意味ではない。在日米軍が日本の自衛隊と一緒に日本を防衛することであり、日本にも果たすべき役割がある。
- 中国は、沖縄まで狙ってる。今曖昧な事を言うべきではない。
- 中国の活動家が尖閣で演説をしていた。それを中国のマスコミが取材。国会議員が一人。
- 尖閣は接岸するのが難しい所。そこを上手く海上保安庁の人間が誘導した先で、県警と入管の人間が待っている。暴行罪か公務執行妨害で連行できるのに、(穏便に)強制送還させるためのマニュアルが出来ている。
中田さん
北方領土。 長くなってきたな。
- ブラウンリボンは、社団法人「北海道倶楽部」が配布している北方領土問題の返還を促進するための物。
- 択捉島、国後島、色丹島、歯舞群島は1855年日露通行条約が策定されて以来、一度も他国の領土になったことはなかった。
- 1945/8/28 日ソ中立条約を一方的に破棄したソ連軍が侵攻。ポツダム宣言後武装解除した北方領土とそこに住む日本人を9日間にわたり蹂躙した。
- 不法占拠に関し、日本政府は平和条約にのっとって返還実現をめざし交渉。
ここまでVTR
井上さん
- 北方領土を洋上視察してきました。
- これ、どうやって開発すんの?って話。まず国後を返してもらって一気に経済発展させて、「ロシア領より日本領の方がいいかも…」と島民の心を揺るがすような、実務的に進める手はあるのではないか。
東郷さん
- ロシアはすでに30年ほど前、ゴルバチョフが領土問題は存在しないというのをやめて、話し合いの姿勢を見せている。
- 過去3回も返還のチャンスがあったのに、つかみ損ねている。政局で潰された。
- 92年3月にロシアから、ぎりぎりの提案があった。が、4島一括の話では無かった為突っぱねてしまった。外務省に相当な責任があると思う。
辛坊さん
- サンフランシスコ講和条約を読み直してみたら、日本は千島放棄って書いてある。
- この「千島」の中に択捉国後が入るかというと、日本政府はこれを否定するのは難しいと感じられたが、どう?東郷さん?
東郷さん
- 「はっきり言えば、日本政府は国後択捉は千島に含まれると思っていた。しかしソ連はサンフランシスコ条約に署名しなかった。これで問題が残った」
辛坊さん
- 「サンフランシスコ講和条約の相手国48ヶ国にソ連は入ってないからソ連に「千島がソ連領」と主張する権利はないけれども、同時に日本は条約の「千島」の中に択捉国後は入ってないと言ってない。少なくともロシア以外の48ヶ国に、あそこが日本の領土であると訴えて国際司法裁判所に提訴した時に勝てますか?」
東郷さん
- 「国後択捉に関してはわからない」「放棄した千島には含まれないという議論は良い」
- 以前、上記の流れを踏まえてもう一度最初から交渉しようとした時に、二島論が出た。が、政局で、チャラになってしまった。しかし安倍さんが面積分割論を出して、これにロシアが関心を示した。3回目のチャンスだった。まさにその時に麻生総理と鳩山総理が「不法占拠」という言葉を使った。これをロシアが挑発と取って2009年に交渉が止まった。そして去年プーチンが出てきて、3月4日に交渉が始まった。しかし、6月のメキシコの首脳会談で野田総理が「これから交渉を始めましょう」と言ってしまった。プーチンからしてみれば、野田さんの方から「3か月間案を考えてきました。こういう案で行きましょう」と言ってくると思っていたし、そう言うべきだった。日本はやる気がないと思われてしまった。その結果があのメドベージェフだと思う。
- 中田さん「外務省がレクチャーすべき」東郷さん「おっしゃる通り。外務省には、全くもうお願いしたい」
- 過去に、橋本首相がエリツィンと交渉した時、上手くいきかけたがエリツィンの周りの人間に止められた。エリツィンの影響力がもう少し強く、橋本さんがあと1年交渉できていればうまくいったかもしれない。
- 津川さん「島を返すことのロシア側のメリットは?」東郷さん「今の所、ロシアも中国を見ている。と同時に、他の日本や韓国の様な周辺国とは仲良くした方がいいと思っている。もう一つ、ロシアがエネルギー経済から付加価値経済に変換する時に、技術が必要になる。そしてエネルギーの安定的な売り先も必要。この両方を満たすのは日本。もう一つ、ロシアにとって国境線が決まってないのは日本だけ。大統領としてロシアの安全保障を考えた時、日本との国境線を引いて関係を回復するは大事。なのに、日本が乗ってこない状態」
- 北方四島にロシア人が増えてきている。どんどんロシア人の国になって行っている。時間がない。
- しかし野田政権のチャンスはまだ続いてる。外務省には是非お願いしたい。
な、長い……疲れてきた(@_@;A
しかし、安倍さんすごかったんだな……
次、拉致問題。
- 2002年9月 小泉首相の訪朝で金正日総書記が拉致を認め、謝罪。その後拉致被害者5人とその家族8人が、永住帰国。
- 政府は17人を拉致被害者と認定。
- 特定失踪者はまだ470人もいる。
- 2008年8月北朝鮮は実務者協議で、さらなる拉致被害者の調査を進めると約束したにも関わらず、その後約束を反故。
- 先月4年ぶりに日朝交渉が再開。
- 北朝鮮が日本との交渉に積極的なのは、金ジョンウンの体制を守る為、食糧事情を重要課題に掲げている為と考えられる。
- 安倍さん「北朝鮮への金融制裁を強めて金ジョンウンを刺激するのがいいのでは。彼の父親への対抗心を刺激する」
ここまでVTR
中田さん
- 「しおかぜ」の支援をすべき。しおかぜは民間のボランティアがやっているラジオ。北朝鮮で生きているであろう被害者の方、北朝鮮人に向けて毎日流している。本来こういうものは政府が戦略的にやるべきなのに、ボランティアが寄付を募りながらやっている。こういうものが効いてくる。1.向こうの情報が、正規ルートではないどこかから流れてくる可能性がある。2.向こうの国民に対して北朝鮮の実情を訴える事で、体制の崩壊につなげる。
メアさん
- 拉致問題を棚上げすべきではない。交渉には細かい条件を付けていくべきだ。信頼できる国ではないから。
金さん
- 日朝国交回復を成し遂げる事が、金ジョンウンの力を知らしめる事になる訳で、その手助けを日本はできますよとバーターを進める。
津川さん
ふぅ…(@。@A;
日米関係の話は、討論が熱くなりすぎて時間が無くなったw
いやー面白かったw
ざっと書いたから間違ってるかもしれない。指摘してくれw
ではでは。