アドリーナは海の底で。

なんでもあり と なんにもいらない は よく似てる

 出版社は、全く売れないだろうとわかっていても本を出す。

いとこが、一部マニアには有名な弱小出版にいるんだけど、
本の内の何冊かは、まったく売れないのを承知で出す。


製本して取次ぎに卸すと、その時点で即お金になる。
取次ぎはそれを小売に送るのだけど、下手をするとその時点で一度もダンボールから出ずに返品される。
(本屋さんは利が薄いのに重労働、売れそうも無い本は店頭に並べるの嫌がる)返品された時には、取次ぎに返金をするんだけど、返金する代わりにまた新しい本を送る。


早い話が自転車操業
出版界での取り次ぎの力が異常に強い訳や、
電子出版物の値段が高い理由とか全てが此処に有る・・・のだそうだ。

あ、お金返してくれないんだ。
つか、なんでこれで取次の力が強くなるんだろう?
取次が出版させるかどうかを決めてんの?
ああそうか、そうだよな。そうでなきゃ、くそつまんねー本でも作れば金くれるんだもんな。そりゃそうなるか。


良くわからん。ゲームにも返品できる仕組みがあれば、ゲーム屋さんも安心して仕入れられんのにと思ったことがあるんだが、これって悪い仕組みなの?

>>55
金融返品は出版界特有のことじゃなく、いろんな業界であることだよ。
本は委託販売ですぐに入金があるということだけで、どんな会社も継続してフローで売上げと収益を維持しているわけで「止まれば死ぬ」というのは同じ。外食チェーンや住宅販売会社、IT企業などが赤字や利益薄いのにどんどん拡大していくのはこれが理由。で、破局が訪れ「大手が倒産」となる。


零細でマニア受けするニッチの中でもさらにニッチな商品を作ってる会社が生き残るのは大変だし、そういう商品は価格がべらぼうに高くなるんだが出版だと即入金があるので、そういうジャンルの本が安価な価格設定で出せて文化が育まれているというメリットも大きい。


電子出版が高いのは、日本では電子版が大して売れず、安く売っても赤字になるだけという事情が大きいしね。
そのいとこが言ってることは間違ってはないけど、ちょっと端折りすぎ。

ほほぉ〜