アドリーナは海の底で。

なんでもあり と なんにもいらない は よく似てる

 「ダイソーが来たらすぐに逃げる」という発想は見習いたい | cpainvestor.com

■「ダイソーが来たらすぐに逃げる」という発想は見習いたい


圧倒的な1位はダイソー(直近年度の売上高約3,400億)で、その後を、九九プラス(約1,400億)、セリア(約800億)、キャンドゥ(約600億)、ワッツ(約400億)が追いかける構図となっています。
 「究極の薄利多売モデル」とも言える百円ショップの業界で、明らかに業界の弱者と言えそうな、ワッツ(2735)が毎期着実に利益を確保し、成長を続けているのは特筆に値します。


 ワッツのIR説明会での社長のおもしろプレゼンの中で、私が特に気に入ったのが、「ローコスト出退店」というキーワードです。


 ワッツの店舗は、町のスーパーの一角の天井にポップをつけ、什器を並べただけのような、70坪程度の小規模なものが中心です(筆者撮影画像参照)。居抜き出店が普通ですから、店舗内装にはほとんどお金をかけません。
 その上、出店前に、①退店の時の敷金償却をできるだけ少なくする、②退去告知後、できるだけ早く退店できるオプションを獲得するといった交渉を家主と徹底的に行うようです。


 ワッツがこのような「退店のしやすさ」をあらかじめおりこんでおくのは、ダイソーが来たらすぐに逃げる」という彼らの会社の戦略を着実に実行するためであるそうです。
ですから、「毎年100店出店して、同時に50店閉める」ということを当然のように行って、利益を確保しています。

へぇぇ〜、ちゃんと計算してやってるんだね。