アドリーナは海の底で。

なんでもあり と なんにもいらない は よく似てる

 吉田典史の時事日想:“雇用流動化”という甘い言葉に、ダマされてはいけない (1/3) - ITmedia ビジネスオンライン

 結局、女性はこの“雇用流動化”の言葉を真に受けて、辞表を書いた。彼女は、自らが契約社員であるのか、それとも正社員であるのかも分かっていなかった。入社時に労働契約書すらなかったという。人事評価もなければ、就業規則もない。残業をしても、残業代は支払われない。こういう中で3年目を迎えようとしたときに、引導を渡された。


 そして5年ほど後に、ここのプロダクションに出入りする知人からこんな話を聞いた。「(プロダクションの)社長の兄が経営している会社が経営破たんした。その借金を弟である社長が肩代わりをした」。つまり、女性はふがいない兄弟のしりぬぐいをするために職を奪われたともいえる。


 ここで、わたしは「零細企業の経営者の行為は不当」として騒ぐつもりはない。だが、自らのふがいなさを「雇用流動化」という言葉を持ち出し、覆い隠そうとする経営者がいることは伝えたい。

うん。
思うに「ワークシェアリング」っていう耳触りのいい言葉が日本で浸透しなかったのは、皆こうなることを知ってるからだ。
もう皆知ってる。本当はもう皆知ってる。でも黙ってる。ただそれだけ。