アドリーナは海の底で。

なんでもあり と なんにもいらない は よく似てる

 黒執事9

本格ミステリのフレグランス来た―――――(゚∀゚)―――――!!!
この人多分本を一杯読んでるよなあ。


今回のストーリーはかまいたち的な密室連続殺人であるわけですが。
登場人物紹介からミスリードやロジックの組み立ても、嬉しくてニヤニヤしてしまう程度にミステリ臭がしますw
見せ場はセバスが死んでるところですねw
(プロローグでいきなり出てくるので、これはネタバレには入らないと思います)
途中でも出てきますが、口元と目元の血糊がまるで断末魔の笑いを笑っているようです……


さて、ネタバレを行きますので読みたい方はドラッグplz
ケータイさんには丸見えですので改行をしておきますね。読みたくなければそっと画面を閉じてください。









概要書くのがめんどくさいので要点だけ書くと。
シ エ ルが言い出した密 室 ト リ ッ クはおかしいんだよ。
セ バ スとメ イ ドが部屋の前に来た時、中で「(パ リ ン!)ぐああああ!」って騒ぎがあった。これを聞いてドアをぶち破ったわけだよね。でも密 室 ト リ ッ クを使ったなら、あの呼び鈴と、セ バ スとメ イ ドが聞いた騒ぎは犯 人の工作であり、実は被 害 者はとうの昔に死んでいたということになる。犯行時刻はもっと前なんだ。
となると、あの時の全員のア リ バ イは全く意 味が無いんだよね。
もちろんシ エ ルが監 禁された意 味も全く無くなる(わかったことは小 説 家がシロだっつーことくらい)
まあ、シ エ ルには何かしらの考えがあったようにも思えるが…?
枕の中に何が入ってるのか気になるね。


さて、犯人が密 室 ト リ ッ クを使った場 合、内側から蓄音機等で物音を立てる工作が必要になるわけだね。(時代背景的に可能なのか?)
つまり逆に考えると、仮に工作が不可能とするならば、あの時、犯人はまだ中にいた、って事になっちゃうのよね。
…まあよくある話なんだけど。このへんがどうなるか。


でもこのへんのミ ス リ ー ドも実はちゃんとされてるんだよ。
駆けつけた時の、造船海運業の気の小さい人(こーゆーとき、かけつける順番ってのはとっさにチェックしちゃうよねw)彼の絵の印象が微 妙薄かったりさ。怪しいよねw
でもまあ、これはミ ス リ ー ドで、彼はセ バ スの次に殺されちゃうんだけどね。…ホント、わかってるよねえw
あとダ イ ヤの研磨業があからさまに怪しい態度なのも気になっちゃうねw


セ バ スが暖 炉で発 見した「何か」とはなんなのだろうか。
暖 炉に火が付いていたのは犯人が「何か」を処分するためだっただろうか…?


と、見せかけて実は、暖 炉に火が入っていたのは、死 体の腐敗を進ませて殺害時刻を判りにくくさせるって腹かもしれない。…密 室 ト リ ッ ク説の後押しとなるか。
「肉は腐りやすい」ってセ リ フが気になるカンジ。



セ バ スが使用人に指示を出したのが殺された後だってのも面 白 いよねw肉片飛び散ってるしw
あと、ずっとミ ニ マ ム サイズでお 茶飲んでるだけだった田 中 さ んの見せ場が満載なのも、ナイスシ ル バ ー萌のファンにはたまらない逸品。
そ れ か ら、登場人物の中で、でてないのがチ ャ ー リ ーの片割れ。
「針と糸」で奴を思い出させるのも忘れない、小憎らしい演出と言えるでしょう。


はてさてコレはミ ス リ ー ドなのか!?
次巻が気になるところですな。