アドリーナは海の底で。

なんでもあり と なんにもいらない は よく似てる

 シゴフミ #

あーそうじゃないんだよな〜ものたりないんだな〜
ダークさが足りないきがするんだよな〜


なんというか、そうね、演出だと思うけど、フミカに対して「ああ、それはひどいね、しょうがないよね」って一般的にも同情ひけるようなわかりやすい理由をつけちゃってるから。
その所為か、キラメキの存在は主人公の不幸を示すための言い訳みたいに感じてしまう。
なんていうか、基地外ステレオタイプ? わかりやすい。浅い?
今のままじゃ、ただ単に「フミカはキラメキの頭がおかしかったから不幸になりました。ほらコイツこんなに気持ち悪い。でしょ? だから、悪いのは全部あの男です。フミカは不幸です。…よね?」みたいな、後味悪さを感じる。
フミカは確かキラメキを「他人の気持ちを理解できない」と言っていたが、フミカ自身、キラメキを理解できていない。
(だって、お話的にその必要がないから。少なくとも今は)
そじゃなくて、キラメキがなんであんなに甘ったれた振る舞いをするのか、
キラメキの妻はどんな人で、どんな理由で二人は別れたのか、妻は何故フミカを連れて行かなかったのか、その時何を思い、どう考えたのか、e.t.c...
もう少し掘り下げてからこのシーンをやってもよかったんじゃないかなあ。いまいち盛り上がんなかったもんねー
…謎を先送りにしてんのかなあ。
先にやろうよ、ここ面白いシーンなんだから。



多重人格もヘンなんだよ。違和感ある。
怒りの人格って、大抵、主人格がひどい現実から逃避するための身代り人格なんだしさー
昔多重人格物って流行ったけどさ。今頃?みたいな気もしてそこもまたビミョー
人格が分裂しちゃうくらい辛かったですアピール?みたいな。
そこはかとなくサイコチックなテイストをあしらってみましたみたいな。
とってつけたような「理由」なんだよな。
いまいちダークさが足りないってのはそこ。
なんというか、全体を取り巻く雰囲気が客観的すぎて狂気を感じない。


「君。もっと落ちるところまで落ちてから来給え」みたいな。




先々週の百合回のママンの手紙も美談臭がしてビミョーだったし、
やっぱこれは情報小出しにして、ラストで美談形式かなあ。
やっぱ「ぬる系」か。
レビューみてみたら高校生〜大学生辺りがヒットしてるし。やっぱりそうなのかもね。


これって作ってる人の感性なのかな。原作はどうなんだろ?